JS研最後の日、日本を旅立つ澪はあいに全力の勝負を挑む!『りゅうおうのおしごと!』(白鳥士郎)JS棋士たちの熱い想いが交差する第13巻
藤井聡太君のあまりの快進撃のおかげで、とうとう帯にまで
「いま一番、現実に追い抜かれそうな将棋ラノベ」とあって
草(笑)もとい注目の『りゅうおうのおしごと!』第13巻!

今巻からいよいよ最終章・西の魔王編(仮称)のスタートか!?
と思わせて、序章的なというかインターバル的なというか、
もっと言えば限定特装版ドラマCDの脚本回収巻でしたが、
(これについてはコロナ禍で取材できない影響もあったとのこと)
でも「最後のJS研」というドラマの中での回想編として
それを組み込んでいくというのはさすがの巧みさだったし、
そこはおまけのドラマCDだけにどの話もノリノリで(笑)
めっちゃ楽しかったデス。てか竜王ガチロリすぎ!w

こんなに楽しいなら限定特装版買えば良かったなぁ!(>_<)
中古で探そうかな……4巻の「JSの夏」とか聞きたいし、
14巻の特装版にはぜひ秀埋先生にも登場して欲しいね!
今巻みたいにJSたち相手におち〇ぽ連呼するとか!w
……と色々楽しかったデスし、展開も熱かったのデスが、
う~ん、でも前巻の感想記事でも書いたように、やっぱ
どうしてもあいちゃんの勝ち筋が見えないんだよなぁ……
前巻記事:http://asokoro.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-ceb765.html
どう転んだって八一の恋愛対象には成れないわけデスし、
ロリネタではシャルちゃんには勝てないし(笑)

かといってお色気路線で売るわけにもいかない(^^;)
銀子ちゃんならまだしもさすがにJSにこれはだしさw

画像引用:http://blog.livedoor.jp/geek/archives/51605112.html
しかし定価13,600円ってヤバいな14巻特装版w
そりゃ小学生女流棋士としては確かに化け物なんデスが、
かといって天ちゃんみたいに華があるわけでもないし、
強烈な負けられない理由とかがあるわけでもない。

だから今回なんかも、いくら同時にあいちゃんの成長が
描かれてるとはいえ、主役は完全に澪ちゃんなワケで。
あいちゃんには感情移入できる要素が乏しいんデスよ……

正直、もはやキャラとして残るウリはヤンデレだけで、
いやそりゃ確かにそこはくっそ面白いのデスが(笑)
「あいは師匠の一番弟子だから師匠はあいのことを一番大切にしてくれるっていつも言ってるのに結局いつも一番かわいがってるのはシャルちゃんじゃないですかそれが竜王のお仕事なんですか嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき……」(P242)
でも序盤から中盤の押しかけ内弟子時代ならまだしも
同時にガチで痛々しくて……ホントどうしてこうなった!?

ということで、ますます追い詰められていくあいちゃんデスが、
いくら姉弟子派のボクでもやっぱ『りゅうおうのおしごと!』
という物語はあくまで八一とあいの「師弟」物だと思うので、

次巻から今度こそ始まる最終章に期待したいと思いマス!
今回の敗北だってきっと最終章への仕込みなんデスよね☆
PS
……それにしても今巻はそりゃ澪ちゃん巻だったのデスが、
個人的にはむしろ綾乃ちゃんに対する印象が濃くなりマシた。

さすがすでに薄い本(しかも明らかに成人向け)を多数嗜む
秀埋先生曰く「性欲の強そうな」ムッツリだけあって、
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