人気作家・松岡圭祐によるノベライズ！『人造人間キカイダー Ｔｈｅ Ｎｏｖｅｌ』読みました！（今更（笑））

お疲れ＆明日もお仕事なので小ネタでーす。しかも結構今更なネタ！（笑）

さて忙しいと言いながらも、ここんとこ読書はけっこう快調なのデスが、

（忙しいからこそ逆に遊びに逃避するタイプ（笑））その勢いを借りて、

松岡圭祐の『人造人間キカイダー　Ｔｈｅ Ｎｏｖｅｌ』を読みマシた！（笑）　

いや映画『ＲＥＢＯＯＴ』が３年前に公開された時に買ってたんデスけど

何となく積んだまま読んでなくてデスね！(^^;)（ちなみに刊行は２０１３年）

　

松岡圭祐といえば、デビュー作の『催眠』や『千里眼』シリーズの他、

キャラ文芸的な感じでは『万能鑑定士Ｑ』『特等特派員α』などが

有名な超売れっ子作家ですケド、そんな松岡圭祐がまさかの

『キカイダー』ですからね！Σ(・ω・)　しかもガチですよ、ガチ！

（ちなみに映画版『ＲＥＢＯＯＴ』の原作というわけではありません）

いやもう何がすごいかって、あの『キカイダー』の奇天烈な世界観を

くっそ真面目に考証したり、理屈づけたりしてるのがもう最高でｗ

たとえば「キカイダー」という「そのまんまやんけ」というネーミングに

ついては、光明寺博士がダークの盗聴から極秘に開発するために、

わざと「機械だ」と聞き間違えやすいコードネームにしたとか（笑）

（ちなみに元々は石ノ森章太郎が「機械だ」と「奇怪だ」をかけて命名）

ダークのアンドロイドマンが「何で俺たちはハイテク生命体だというのに

槍なんかが武器なんだ。しかもこんな強敵を相手に槍でどうしろと？」

と困惑するとこなんかも最高デス！　いやもうお気の毒としか！ｗ　

　

まぁでもダーク破壊部隊（しかしこいつらもとんでもない外観（笑））との

死闘はなかなかスリリングですし、バトルＳＦとしては面白かったよ！

　　　　　　　　　　　　　　　　これを超カッコ良く文章化してると思って！（笑）

そして、キカイダー＝ジローとの出会いを通じてヒロインのミツコが

成長する物語として読めば、切なくも感動的な恋物語でしたね！

……とはいえ、父親への不信感から、現実の男性よりも「乙女ゲー」に

はまってた彼女が、2.5次元的なジローに恋することでそれを橋渡しに

３次元の男に目覚めるお話－－と書けば結構台無しデスが（笑）

　

まぁでも少なくともあの実に後味の悪い漫画版の最終回に比べれば

（しかしこういうオチの付け方はまさに時代性を感じるなぁ……(^^;)）

はるかに爽やかデス。さすが松岡圭祐、綺麗にまとめたなって感じ！

ということで、『キカイダー』が好きな方にはお勧めできる一冊デシた！

ああ、でもこれ読んだらやっぱ実際に動くキカイダーが観たくなるなぁ。

このお正月休みに『ＲＥＢＯＯＴ』レンタルして観てみようかなぁ……(>_<)