今週（８／２８）の「仮面ライダーリバイス」第５０話（最終回）

◎仮面ライダーリバイス：第５０話「あくまで家族、いつかまた会う日まで」

「俺は…絶対お前を思い出す。だって…家族だからな」

うん、きっとまた会えるよ！多分、冬映画ぐらいで！！

『仮面ライダーリバイス』完

……じゃさすがにあんまりなんで（苦笑）もうちょっと

書きマスが、何でそう投げやりかと言われたらそんなの

現在進行形で大事な家族を全員忘れてるヤツの

言うセリフじゃないだろ？って思うからデスよ。

てか、とにかくこの『リバイス』という作品はテーマが

壮絶にズレてると思うのデスが、バイスとの関係って

「家族」なの？大二やさくら、パパさんママさんと同列の？

違うよね？バイスはあくまで「もう一人の自分」でしょ？

そういうのは「家族」じゃないと思うのだが？？

そもそも結局「悪魔」って何なの？って話で、別の人格……

とも限らず、自分の中で抑圧されていた感情……でもなく、

そりゃカゲロウやラブタンとかはそんな感じなのだけど、

バイスはそのどちらでもなく、単に契約で取り憑いてるだけ

……って感じだし、設定が適当すぎるというか（苦笑）

だから「悪魔との別れは悲しいことじゃない。自分の成長に

つながる」とか良いこと言われても、さっぱり響かない。

そもそもお前カゲロウとベッタリじゃんよって（苦笑）

こないだは「人間には悪魔が必要だ」とか言ってたくせに！

とにかく５０話もかけて描いておいて、最初から最後まで

一輝とバイスの関係が分からなかったのは致命的だった。

いやバディとしての関係じゃないですよ？コンビとしては

そりゃもちろん楽しいコンビでしたよ。そうじゃなくて、

「なんで一輝の中の悪魔がバイスみたいなヤツなのか」

そして「バイスとの別れが何故一輝の成長になるのか」

これがちっとも分かんなかったって話な！ボクだけ？？

そしてこれは全体を通してデスが、とにかく後味が悪かったり

特に後半は陰惨な展開続きだったのに、こんな明るく楽しい

エンドを見せられても「茶番」にしか見えないんデスよ……

そりゃ今回の話だけ切り取ったらいい話ではあるんだケドさ。

まぁあんだけ内戦みたいな状態になって、たくさんの人が

死んでても、みんなサクッと日常に帰ってる世界観なので

言うだけ野暮ですが、でもアギレラとフリオはまだしも

オルテカは許しちゃダメでしょ？こいつ人殺しすぎじゃん！

今後は改心するかも？って引きで終わっていいキャラじゃない。

何でこいつを生き返らせたのか意味不明。死刑にするため？

とにかく全体として言えるのは、ものすごいチグハグというか

「自分の中に眠る『悪魔』とどう向き合うか？」という

重いテーマと、下町人情な家族劇やお茶目なバディ物

という明るく楽しい世界観がどうにも噛み合わない、

実に「食べ合わせ」の悪い作品だったなぁ……と。　

これは邪推デスが、脚本の木下さんはもっとシリアスかつダークな

話にしたかったんじゃないかと。平成ライダーなら普通にあったし。

でも「いや今のご時世では困ります」という大人の事情が色々入って

こんな中途半端な作品になったんじゃないかと思いマスね！(^^;)

（まぁ振り返れば『鎧武』もそんな感じだったしなぁー）

それならそれでこのノリでずっとやって欲しかった

と、批判ばっかり書きましたし、実際作品の評価はこれまで見た

全平成以降ライダーの中でも響鬼・鎧武に並ぶワーストですが、

コロナ禍の中での制作をがんばり抜いてくれたスタッフの皆さん

には心から感謝をしていマスし

一輝とバイスのバディ物としてだけ見れば、あまりにも早く

デレすぎた（笑）ことをのぞけばとても楽しかったデス。

ホント全編このノリでやれば良かったのになぁ……それに、

まさかのキング・カズENDという唐突なサプライズには

思わず噴いたので、もうこれで全部チャラって感じ！ｗ

「君の全盛期はこれからだよ」「湧いてきたぜー！」

ということで、とにかくこれで『リバイス』も終わりマシたし、

気持ちを切り替えて次回から『ギーツ』を楽しむつもりデス。

主人公が食わせ物な『龍騎』って感じかな？？ワクワク☆